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収益化できるWebサービスを考えるときの14項目

 
2009-07-21 (火)
収益化できるWebサービスを考えるときの14項目

Web業界の方々は新しいサービスを練る時にどのように考えるでしょうか?

僕が経験したり、よく聞いたりするのはアイデア会議やブレイン・ストーミングなどで草案を出し、その後どのような戦略で展開していくかを考えるというものでした ( 中小企業の場合 )。

いまでもあまり流れは変わっていませんが、僕がサービスを考えるとき、提案するときの基本的な14項目を以下に挙げてみました。
各項目でそれぞれ簡単な解説をしています。

  • 01. 関連の雑誌、新聞が存在するか調べる
  • 02. 広告からクライアントとなり得る業界、企業を探す
  • 03. 業界の状況や、市場規模を調べる
  • 04. 繰り返し同じ人が使うサービス
  • 05. 情報掲載に課金の仕組みがあり、かつ習慣がある
  • 06. 戦略を練る
  • 07. まずは無料でスタートする
  • 08. コンテンツを充実させる
  • 09. 会員制にする
  • 10. 日々情報が更新される
  • 11. コンテンツはユーザー、あるいは提携会社が作成
  • 12. コンテンツはユーザー、あるいは提携会社が分類
  • 13. 情報を加工、閲覧時の課金の仕組み
  • 14. 公開のタイミング

01. 関連の雑誌、新聞が存在するか調べる

紙媒体のメディアが存在するということは、それなりの需要があると考えられます。
専門誌や業界新聞があれば、広告数やここ数年の広告出稿の推移などをチェックしましょう。

▼ 主な参考媒体
・ 専門誌、新聞
・ フリーペーパー
・ チラシ

広告主が多いジャンルは既にフリーペーパーになっています。
( 不動産関係、就職/転職、通販/物販、美容/ファッションなど )

地域に密着したものや、自己表現のために作られたフリーペーパーはアイデアの参考となるかもしれません。

02. 広告からクライアントとなり得る業界、企業を探す

広告を出しているということは、広告予算があるということ。
参入企業が多い業界は潜在的なクライアントも多く、収益化の目安になります。

▼ 主な参考媒体
・ 電車の車内広告
・ バス広告
・ 各種フェア、イベントへの出店企業
・ 雑誌、新聞広告
・ Web広告

03. 業界の状況や、市場規模を調べる

人口分布曲線や業界の白書などを参考に、対象となる市場を調査します。
市場規模、対象年齢、何にどのくらいお金が使われているかなどを把握しましょう。

統計情報サイトなどは下記のリンクを参考にしてください。
リサーチに役立つサイト・サービスまとめ

04. 繰り返し同じ人が使うサービス

繰り返し使ってくれるリピーターができやすいサービスは、収益化がしやすいと言えます。

有料であっても、ユーザーが一回利用したら終わりというサービスは新規顧客だけをあてにしなければなりません。かなり高単価でなければ継続は厳しいでしょう。

リピーターはサイトの宣伝をしてくれますし、サイトの向上に協力もしてくれます。
無料 → 有料化という場合には、引き続き利用してくれる可能性も高いです。

05. 情報掲載に課金の仕組みがあり、かつ習慣がある

対象となる業界ではどのようなポジションがあり、どうお金が流れているのかを調査します。
定期的に広告費を払う習慣があるか、どこで課金できて、いくらなら行けそうか?

新しい手法で料金を得るサービスになると、業界の理解が得られない場合があります。
交渉が難航してしまうと、それだけ営業コストがかかってしまいます。
今までお金を払っていたサービスから移行しやすい、イメージしやすいものほど広告主の獲得が楽になります。

すでに業界内で認知されているサイトがある場合、そのサイトの情報掲載(広告含む)に対する課金体系を調査しましょう。

06. 戦略を練る

調査した業界の情報を基に、ビジネスフレームワークなどを使ってどのように打ち出していくか戦略を練ります。( 差別化を考えるだけでもいいと思います )

市場への参入がない、競合となるサイトがない場合、コンテンツが少なくともサイトを公開することをお勧めします。先に公開することのメリットは多くあります。

Webの場合は参入障壁が低いため、少し話題になれば直ぐに真似されてしまいます。

ページの表示速度、UI設計、コンテンツの充実度、料金設定、提携企業・ユーザーへの対応力が重要です。

07. まずは無料でスタートする

料金設定は戦略を練る中でも非常に重要な部分です。
個人的には、まずは無料でスタートし、一定期間をおいて有料化するのがスムーズな流れと考えています。

一定期間無料の間に企業やユーザーの意見をもらって、有料化へ向けた改善を行います。
いかにデータを豊富にできるかが勝負の分かれ目です。

08. コンテンツを充実させる

読み物や独自調査データ、コミュニティデータなど、他のサイトが真似することができないコンテンツを豊富にすること。
特に会員制の場合、ユーザーが作りだすデータは貴重です。
それらのデータを分析した結果は調査資料として発表、もしくは販売することもできます。

09. 会員制にする

無料・有料を問わず、ユーザーの情報が取得できる会員制システムがあると良いでしょう。
メルマガだけでも大きな売上を立てられる場合があります。

性別や年齢、メールアドレスなどの基本情報のほか、コンテンツ製作に役立つ項目や、提携企業が欲しがる情報などを取得できるようにしましょう。

登録方法と取得情報を考えるにあたっては、ジャンルと客層をよく考慮します。
入力項目はなるべく少ないのが好ましいでしょう。

10. 日々情報が更新される

情報は人間に例えるなら血液です。新鮮なものが常に流れていないと死んでしまいます。
情報は日々更新されるようにしましょう。ただし、そのジャンルにおいて、ユーザーが必要とする情報でなければいけません。
サイトの更新情報だけが日々変わっても意味がありません。

更新される情報は、ブラウザをスクロールすることなく確認できるように画面上部に表示しましょう。
サイトを生き物にしましょう。

11. コンテンツはユーザー、あるいは提携会社が作成

今や多くのサイトの主力コンテンツは、ユーザーが作り上げたものといっても過言ではないでしょう。

読み物や特集モノを除いて、コンテンツの作成はユーザーや提携会社に任せるのが合理的です。運営側は手間を省くことができ、それは人件費の削減にもつながります。
盛り上がりは場所とネタの提供次第です。

企業側には商品データなどを入力しやすい設計や、訴求しやすいデータ表示 ( 主にUI設計 ) にして、どんどん情報を入れてもらいましょう。
ユーザー側は、情報を取り上げやすい、コメントしやすいなどの工夫が必要でしょう。
双方のメリットとなる事が重なれば、サイトは自然に盛り上がっていくはずです。

12. コンテンツはユーザー、あるいは提携会社が分類

業界によっては、一般的な判断では難しいカテゴリの分け方があったりします。
そのような場合、製作する側に専門知識がなければいけません。
「 このような情報は、どこに属したらいいのだろう? 」 と考える手間も生じてしまいます。

コンテンツはユーザー、あるいは提携会社が分類できるようにしましょう。
彼らは専門化であり、本当のニーズを映し出してくれます。
また、情報の分類に正確性が増し、検索性も上がります。

13. 情報を加工、閲覧時の課金の仕組み

ユーザーや提携会社に対しての課金の仕組みについて。
サービスの利用に関して、ユーザーや契約企業が違和感を感じることは有料化しにくい時代です。

より高い表現力や、オリジナリティを出すための独自のカスタマイズ( 編集/加工 )、個別のデータ閲覧サービスなど、ユーザーも提携会社も課金に納得できるサービスを有料化すべきです。

14. 公開のタイミング

そのサイトをいつ世に出すか、というタイミングは難しいものがあります。
対象の業界・ジャンルのライフサイクルが成熟期の場合は、成長期の場合に比べてユーザーや広告主の獲得が難しいでしょう。

同じような条件でも、成功と失敗はタイミング次第です。
業界特有のライフサイクルの流れを分析しましょう。




以上、14項目でしたがいかがでしょうか。

企画をやられている方は体に染み付いている条件の一部でしょうが、Web業界の場合、サービスの企画がノリだけで行われていることが多い印象があります。

いまコレが来てるらしい!これが流行りそう!という個人の感覚判断でサービスを企画進行するのは危険です。

例えば1日でも簡単な調査をして、仮説を立てて素早く、多くのサービスを立ち上げていくのはいいと思います。Webの場合、失敗だと思ってもリアルと違ってそう痛手にはならないハズです。


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